日本環境教育学会関西支部[関西エコメイル・ダイジェスト](1)


第70回ワークショップ(とき:11/28 ところ:大阪府青少年会館)

 

この日は、松本 弘氏(大阪府立狭山高校、左)から「生物教育におけるSTS
教育の展開−環境調査と細胞の学習について」、そして塩川哲雄氏(大阪府
立北千里高等学校、右)から「持続可能な価値観を形成する環境教育−社会
的背景・関わり・意思決定」をお話ししていただきました。

 

話題提供の後の討論会では、発表者と参加者が意見を交わし、熱心な議論が
展開しました。


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第71回ワークショップの模様(とき:'99/1/16 ところ:奈良県明日香村)

 新年一回目のワークショップはフィールドワークショップの形をとりまし
た。明日香村は日本環境教育学会第10回大会の時にフィールドワークショッ
プがおこなわれたところですが、このフィールドワークショップはそのとき
参加できなかったひとや一般の参加者を対象としておこなわれました。

 

 内容は明日香村の稲淵における潅漑用水に関わる民俗習慣と歴史について、
奈良県立民俗舶ィ館の西浦氏に説明していただきました。千年以上前から自
然と共生してきた明日香村の人々の知恵を学びました。ハ真上右は環状縄水
路、地盤の弱い箇所に竹を植えて補強しているため、竹林が水路にそって繋
がっているのがよく分かります。

 

 当日は幸運にも発掘途中の遺跡も見学することができました。遺跡は1300
年前ごろのものだそうです。写真下右は稲淵集落の入口に張られた「環状縄」。
新年15日のトンドの日に張られたものだそうです。


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第72回ワークショップの模様(とき:'99/2/5 ところ:兵庫県尼崎市小田公民館)

主催:阪神・都市ビオトープフォーラム
協力:日本環境教育学会関西支部 他
基調講演:「地域の自然とつながる校庭づくり」
     戸田耿介氏(兵庫県立人と自然の博物館研究員)
事例紹介:大阪市立大国小学校、白鷲中学校/神戸市立麹台小学校
     尼崎市立成徳小学校/西宮市立甲陽園小学校

 

 この日は、会場は300人近い参加者が集まり、入口付近から人があふれるほ
どの状態でした。小・中学校と高校の先生方に加えて、土木関係の企業や、建
築総゙の商社の人が多数Q加していました。一般発表では、ビオトープと環境
教育との結びつきが今後の課題とのことでした。基調講演は兵庫県立人と自然
の舶ィ館の戸田≠ゥら、関西におけるビオトープの歴史と事例紹介でした。
後半ではビオトープ活動の今後の問題点などの詳細な検討がなされました。

 

写真(左)は会場の後ろに貼られたパネルの展示の中のひとつ。写真(右)は
麹台小学校のビオトープ完成予想図。各学校のビオトープに対する熱意が感じ
られます。


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